• 時に、西暦2025年7月2日。 06:07

模型補完委員会

汎用人型工作兵器ヤツゲリオン工房

 以前、簡易的な大戸島のジオラマを制作したことはあるのですが、改めて本格的なジオラマを制作することに。少し長くなりますが、プロセスをまとめていきます。(呉爾羅のソフビ改造は以前の記事をご覧ください)↓↓↓

「呉爾羅」ムビモン改造

 まずは、例の分厚い本で図面を参照します。そのあと、なるべく既存のものを使用すべく、グリーンマックスのストラクチャーをざっくり切って張り合わせます。

 問題は指揮所の茅葺き。しゅろの箒の先っぽや、刷毛など色々と方法はあるのでしょうが、今回はこれを使用。草の素材です。

 呉爾羅本体と合わせると、こんな感じのサイズ感です。だいたい1/100サイズかと…(15mの呉爾羅が15cmになっているので、1/100スケールという単純計算)

 そして、なるべく多くの要素を入れたいので、印象的な塹壕も掘ります。土嚢のキットがあったので、ベースの端に設置。

 土嚢の手前のベース部分には少し穴を作りました。(木製のベースなので彫刻刀で彫ります)…すると、下の写真のような感じで、劇中さなざらのアングルで見ることもできます。

 そして…零戦も配置しないといけません。このスケールだとどの零戦がいいのか…と検討もつかなかったのでAIに聞くと…。

 なかなかもっともなことを教えてくれます。しかも、具体的なキットの候補も出してくれるので、優秀。

 1/144にした場合のメリットデメリットも教えてくれたり…

 こんな感じに、聞いてもいないのに「補足」としてアイデアもくれます。(ちなみに、この後、Twitterでも有識者の方々にも有益な情報を頂き、そちらもかなり参考になりました。ありがとうございます!)

 そして、購入したのはこのキット。言われたとおり、1/100サイズ。塹壕にいる1/72の人物とは少しずつ合わないのですが、間に呉爾羅を挟んでいるので、そこまで気にならない(と思いたい)

 やはり、やぐら(監視塔?)が壊されるシーンも再現したいのですが、時系列的にはまったく両立しないんですよね…。これは絵巻のような異時同図法という解釈でいきます。大戸島のシーン全部盛りでいきます。

 物見やぐらは、指揮所とは雰囲気を変えたいので、キッチンのたわし(シュロ)の一部を拝借。固めの茅のイメージです。

滝ー!滝ーっ!

 塹壕は、支柱を細くしたいので、プラ棒ではなく「虫ピン」を差しました。屋根の部分にはパテで台座を作り、そこに藁を乗せていく感じです。こっちは目の前に垂らしたいので、柔らかい素材です。(バリ島のプールサイド感がありますが、それはまぁ…)

 そして「海軍大戸島分遣隊」の表札も制作。さすがに、こんな小さい字では書けないので、パソコンでプリントしたものをプラ板に貼ります。

 こんな感じです。ただ、実際は…

 呉爾羅の脚に隠れてほとんど見えないのが残念なところ…。隠し味ということで。

 小屋回りの小物も、あれこれと作りました。釣竿もあるんですね。

 物見やぐらのサーチライトは、既製品のあれこれを組み合わせて制作。一からフルスクラッチは大変だし、かといってぴったりのものを探すのも大変なので…

 だいたい完成したので、写真を。雰囲気を出すためにモノクロにしましたが、これじゃ何も見えません…

 これで完成です!これは色々な方向から見てもらいたいので、秋葉原に持っていくことにします。

By yatsugelion-1.0

アニメ作品や特撮作品のジオラマ、ゴジラやガメラなどの怪獣ソフビのリペイントなどをしています。

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