「暴龍迎撃アンギラス」(tocさん原型)
ワンフェス2025冬
2025年、冬のワンフェス。夏は「東宝ワンフェス」ということもあり、かなり気合いを入れて入場した(一刻でも早く開場に入りたかったので、炎天下の中何時間も並ぶことに・・・ゴジラのTシャツは黒いから熱を吸収してもう悲惨でした・・・)のですが、今回はあくまで「鑑賞」メインでまわり、もしご縁があったものがあれば頂ければ・・・という「大らかな」気持ちで臨みました。

午前入場のチケットを持っていたのですが、あえて午後入場の直前(昼前)に行ったところ、全く並ぶことなく入ることができました。
ただ、事前に気になっていたゴジラのキットはことごとく「Sold Out」のタグが・・・


ただ、そんな中、造形工房キトラさんのブースで、ひときわ存在感をはなつ「暴龍」が目に留まります。
「暴龍迎撃 アンギラス」(造形工房キトラ)

もう、この表情、目つきです。

以前から気になっていたキットではあったので、今回の「お土産」はこれに決定。原型を担当されたtocさんとお話しできたのも嬉しかったです。そうした「見える」関係性も、ガレージキットの魅力ですね。
パーツチェック・洗浄

まずは、パーツのチェック。パーツ数も多くはない(トゲは別として・・・)ので、すぐに終わります。問題はないので洗浄に入ります。
表面処理・組み立て

ダボもしっかりしているので、特に手こずることもなく接着。塗装の前に組み立てていくことにしました。怪獣はパーツごとに塗装するより、先に組み立てた方が塗装のイメージがしやすいので、一部のパーツ(トゲや口内、背びれ)を除いて、先に組んでしまいます。
アンギラスの表面と言えば、ウロコ。説明書きには、ウロコはパテで造形するのも一つの方法であることが示唆されていましたが、あくまでもともとの造形を「掘り出す」ことにしました。


次は、甲羅です。ガメラではありませんが、アンギラスも甲羅が・・・いや、甲羅の「トゲ」が命。一本一本を丁寧に削っていきます。
さらには、爪です。同様にしてヤスリで爪部分の形も調整していきます。
基本は、あくまで原型を忠実に「復元」することを念頭に作業をしていきましたが、ツノの部分だけはパテで造形させてもらいました。といっても、先端部分を少しとがらせるくらい。大きく改造はしません。

そして、尻尾のトゲ。これもまた、いっそパテで造形した方が…とも思うのですが、あくまでキットのパーツを切り出していきます。(これがいちばん骨が折れる作業だったかも…)



いちおう、軸打ちも行っています。
塗装

下地は、いつも使用している「造形村GKサーフェイサー」です。別の記事でも紹介しましたが、これがいちばん使いやすい(…気がします)。
ちなみに、仕上げの最終段階までは、甲羅は着脱可能な状態にしておくことにしました。(なんか、カニ味噌の甲羅焼きみたいに見えます。ダボはバターのようです)

体表を何色で塗るかは、かなり迷っていたので、先に甲羅の塗装を済ませてしまいました。これもまた、トゲの1本1本を塗らないといけないので、なかなか肩の凝る作業でした。


ちょうど、ゴジラシアターで「ゴジラの逆襲」がはじまったぞ!というタイミングで発熱。せっかくのチケットが無駄になりました。


アンギラス、実は「緑」なんですね。2代目やFWの印象から、勝手に茶色かグレーかな、なんて思っていたのですが大間違い。途中から方向転換し、グリーンにしていきました。(一気に塗り直さず、少しずつグリーンでウェザリング、ドライブラシを繰り返しました。


さて、こんな感じでいったん完成!なんとなく緑っぽい色になったかと思います。


口の中はこんな感じのピンク色。ピンクで塗った後に透明(光沢)のクリアーでコーティングしています。タン刺しが食べたくなる質感。

最後は、大阪城と合わせてデジラマに。