石粉粘土でミニラを制作
ソフビの改造やジオラマ制作など、今まで既成のキットに手を加えて自分の「作品」と語ってきましたが、それでいいのか?と自問。モデラーを名乗りながら、一から造形をしないのか?という内なる声を聞き、はじめて怪獣をフルスクラッチ制作することに。

素材は、パテではなく「石粉ねんど」を使用します。鳥久のからあげ弁当で腹ごしらえをして、一気に制作を開始。
アルミホイルで芯を制作
粘土の節約、乾燥時間の短縮のために大まかな形をアルミホイルで成型したあと、それに粘土をはりつけていく手順にします。


今回はアルミホイルにしましたが、もしかしたらワイヤーなどの方が粘土の食いつきが良いかもしれません。
細部の造形
大まかな形を造形したら、表情など細部をつけていきます。石粉ねんどの良いところは、硬化していない段階では水をつけて表面を滑らかにできるし、硬化した後は彫刻刀などで切削、ヤスリで形を整えられることです。


「東宝特撮 公式ヴィジュアル・ブック」
制作する際にいつも参考にするのが、この冊子。ゴジラストアに行かないと手に入らないのが難点ですが、写真が大きいので細部の造形などがとても助かります。



こんな感じで手軽に開いて置けるので、造形のお供としては最適です。
塗装
やはり、塗装しないとイメージができないので、早々に色を塗ってしまいました。色を塗ることで、イメージが明確になってきます。・・・と同時に、もう少し目を大きくすれば良かった・・・なんてことに気づくのですが、塗装したあとに削る気力はないので、こうこれでいくことにします。(じゃあ、なぜ塗ったのか?というのは自分でも疑問)


ベースの制作
「生まれたたて」の光景を再現したいので、ネットでダチョウの卵を購入。たまたまですが、大きさもちょうど良さそうです。

完成
これで完成です。体は、生まれたての質感にしたいので、卵白(?)の部分をレジンで表現。体全体には透明アクリル(光沢)を塗りました。


