熱海城をつくる
城郭&ゴジラ怪獣のシリーズ、第4弾は「キングコング対ゴジラ」。やはり、これは外せません。
・・・というより、ゴジラ映画に出てくるお城が他にないのです。(30メートルの天守だと、50メール級怪獣じゃないと釣り合わないので、100メートル級の平成以降のゴジラでは難しいですね・・・せいぜいバトラの幼虫が名古屋城に出現するくらいです)


と言う理由から、重い腰をあげて、ゴジラ映画に登場する代表的な「城」、熱海場に取りかかることにします。
重い腰を・・・と言ったのは、熱海城はあくまで「娯楽施設」でしかかく(いや、無料のゲーセンや卓球などもある、立派な娯楽施設なのですが)歴史的な「城郭」ではないので、キットの販売がないのです!つまり、熱海城を一から作らないといけないのです。
といっても、フルスクラッチなど無理なので、既存のキットを流用するキメラ作戦にします。あくまで、錬金術の法則にしたがい、等価交換。ここは、名古屋城と大阪城を合成し、熱海城を錬成する計画にします。
実地調査
制作に入る前に、まずは実地調査が必要だ・・・ということで、ゴールデンウィークの旅行がてらに熱海を訪問。手ぶらで釣りができたり、オーシャンビューの露天風呂に入れたり、熱海城で無料ゲーセンで卓球や太鼓の達人で延々と遊べたり、2025年時点では大半が日本人観光客(おそらく、東京方面からの観光客)の中、昭和から時が止まったかのような東京から1時間半ほどで到着するキングコング対ゴジラの聖地は、最高の観光地でした。





ちなみに、後楽園ホテルではイベント開催中らしく「パシフィック製薬ご一行様」の表示や、熱海城でもゴジラグッズ(オリジナル!)が販売されていたりと、キングコング対ゴジラの舞台の「聖地巡礼」のニーズもしっかりと満たしてくれます。
制作スタート
まずは、大阪城と名古屋城の合成から。本体は名古屋城を使用。ただ、破風の位置によってかなり印象が変わるので、屋根は部分的に大阪城のものや、名古屋城のものを使用。


①天守第1層屋根
ここは、側面の唐破風2つ、千鳥破風2つは不要なのですが、ここはそのまま・・・(詳細は言いませんが、面倒、ということに尽きます)


②天守第2層屋根
二層の屋根は側面の大きな千鳥破風がかなり特徴的なので、ここは手を抜けません。大阪城の第3層の屋根を転用します。とは言え、幅の長さが違うので、横に広げます。なお、広げた部分には第1層の屋根を一部移植しています。
③天守第3層屋根
三層の屋根には、同じく名古屋城の小天守1層の屋根を転用。2層屋根の千鳥破風が干渉してくるので、下の写真(左)のように切り込みを入れます。


④天守最上部
天守最上部には廻り縁と高欄を作らないといけないので、名古屋城のキットを二つ購入。名古屋城の最上層の部分を重ねました。(写真右)
錬金術の「等価交換」・・・。城3つで1つを錬成・・・。(無から有は生み出せないし、失敗すると代償を払わないといけなくなるので、そこは惜しげもなくキットを使用します)
④高欄の制作
最後に、高欄の制作です。熱海城は、この赤い欄干がかなり特徴的なので、注意深く制作。廻り縁の下の腕木はプラ棒で制作。欄干は鉄道模型の手すり部分を加工して使用しています。(欄干については、エッチングパーツを使用しても良かったかな、と思っています)


いったん、ここまでの投稿といたします。続きは、次の記事で。