• 時に、西暦2024年6月20日。 04:52

模型補完委員会

汎用人型工作兵器ヤツゲリオン工房

「ゴジラ 」を観るならここで(映画館レビュー)

今回の「ゴジラ-1.0」ですが、久々に、というかはじめて「家族で楽しめるゴジラ映画」になっていた(今までは「妻(母親)が含まれないことが多かった)こともあり、多くのゴジラファンは、一人で観るだけでなく、友人と、さらには家族で、と何回も足を運んだのではないでしょうか。

 実際、映画館でも上映後に、小学生の男の子が同伴のお母さんに「ね、面白かったでしょ?」と言っているのを見かけましたし、お父さんが6歳くらいの女の子に「いやぁ、最高だね。・・・あ、怖かった?」(女の子は沈黙)というような光景も見ました。また、回を追うごとに、女性の割合が増えていったような印象もあります。

 私も、息子と4回、妻と1回、一人では5回観に行きました(2024年2月29日現在)。ポケモンやプリキュア、マリオなど、世代をまたいで続くコンテンツは本当に強いと思います。

 そして、何回も劇場へと足を運びたくなる要素として、家族向けであること以上に、IMAXをはじめ、4DXやDolby-atomos、screenXなど複数のラージフォーマットで公開しているという点にもあるように思います。実際、映画館によって、フォーマットによって、音響によってだいぶ印象が変わりました。今回の投稿では印象深かった映画館のレビューも含めてまとめておきます。

TOHOシネマズ日比谷 

premium theater

 記念すべき初日(11月3日)はやはりここでの観賞一択。日比谷は、作中にも登場するまさに「ゴジラの聖地」とも言える場所であると同時に、いま、ここに座っている場所がスクリーンの中でゴジラに破壊されている、というメタ認知的な観点でも楽しめる特別な場所でもあります。

 さて、実際に鑑賞をしたのはTOHOシネマズ日比谷の中でも一番大きなスクリーンでもある「screen1」のPremium Theaterです。

TOHOシネマズのpremium theaterについてはこちら

 さらに、今回は満席も予想されたので、快適に鑑賞する意味でも「プレミアラグジュアリーシート」を利用。こちらは、完全なセパレートタイプで、壁で仕切られているタイプです。

 ちなみに、作品そのものに関しては、初見では「こうきたか」という感じでした。1年間の期待(と不安)が膨らみすぎていたせいで、正常に評価できなかった部分もあったことは確かですが、一呼吸おいて考えると「シン・ゴジラ」以降のゴジラの形としては、もうこれ以上ないという作品だったと、翌日4日に冷静になって判断できるようになりました。

 銀座のシーン、伊福部昭氏のテーマが大音響で流れ、ゴジラが生き生きと街を破壊しているシーンに涙した人は多かったと思います。(日本のゴジラがスクリーンに戻ってきた・・・という感慨)

 エンドロールの「山崎貴」の名前がゴジラの咆哮とともに映された瞬間、堰を切ったように会場から拍手が湧き起こった光景は、このあとのゴジラの快進撃の幕開けを象徴するようでした。

 11月3日と言えば「ゴジラフェス」。映画の初回上映を優先してしまったので、さまざまな整理券をもらい損ねてしまいましたが、ゴジラスクエアでのゴジラフェス開催には、今年はゴジライヤーになりそうな予感が満ちていました。

 84ゴジラと言えば、日比谷(有楽町)のこの光景。ゴジラの原点回帰を目指した1984年の「ゴジラ」は、今となっては作品自体の評価は分かれますが、その後に続く「平成VSシリーズ」の原点になったと考えると、われわれの世代にとってのもう一つの原点は84ゴジラにあるとも言えます。(90年代を小学生として過ごした私は、ゴジラよりも、毎年のようにスクリーンに登場する敵怪獣に胸を躍らせていました)

109シネマズプレミアム新宿 

screenX

12月12日、6回目の鑑賞は、歌舞伎町タワー内にある109シネマズ。坂本龍一氏が監修された、国内屈指の音響を誇るシアターです。

109シネマズpremium新宿についてはこちら

 「プレミアム」という名の通り、価格設定も別格(classAの一般で4500円)ですが、公開時間前にはラウンジに案内され、ポップコーンも食べ放題というサービスも付帯しているので、どうせ一般劇場でドリンクやポップコーンを購入することを考えると、実質的にはそれほど高額というわけではないのかもしれません。

 さらに、シアターのシートもすべてが、一般劇場でいうところの「プレミアシート」クラスで、座り心地はもちろん、隣の席との間隔もしっかり保たれているのでとても快適です。そして、言うまでもなく音響も抜群です。

 しかし、今回ご紹介したいのは、映画館そのものの「プレミアム感」ではなく、screenXという非常に特殊なフォーマットです。

 270°ぐるっとスクリーンが広がっている非常に特殊なフォーマットです。まさに映画空間に入り込んだような没入感が味わえる!といったところです。(実際、海の上のシーンなどは揺られているような感覚になりそうでした)

 ただ(「ゴジラ-1.0」6回目の観客としては)あまり「没入」できなかったのが正直なところ。というのも、左右のスクリーンで流れている映像が初めてみるものばかりだったからです。

 通常の上映では正面部分しか公開されていないのですが、screenXでの上映だと、横にも映像が展開しています。つまり、左右のスクリーンでは、通常フォーマットでは見たことのない演技を俳優が演じているし、正面スクリーンに現れる前のゴジラが右側で動いているわけです。「ゴジラ-1.0」に関しては、むしろ「左右のスクリーンの映像はここでしか見られない」とキョロキョロし、作品世界に没入するどころではなかったというのが実際。(もちろん、これはあくまで特殊な感想です。もし、初見でこのスクリーンだったら、完全に「没入」していたはずです。)

 あと、最後に思ったのは、都内でも数館でしか公開されないフォーマットのために、左右の映像も撮影・編集しているとなると、あまりにももったいない(というかコスパが悪いな…)ということ。これらの劇場のためだけに、左右スクリーンのゴジラのCGを編集し、俳優にも演技をさせているわけで…これでは、screenXで上映する映画が少ない理由も分かった気がします。(どっちかが増えれば、両方増えていくのでしょうが、現状は難しいと思います。)

グランドシネマサンシャイン池袋 

screen12 IMAX

 そして、8回目となる1月2日、2024年初となる「マイゴジ」鑑賞は、グランドシネマサンシャイン池袋のスクリーン12。ここは「国内最大のスクリーン」となる、高さ18.9m×幅25.8mの巨大スクリーン。さらに、IMAXレーザーなので映像も音響も抜群のクオリティです。

 今回はお正月の特別上映で、山崎貴監督も、このスクリーンで上映されるゴジラのことを原寸大のゴジラとおっしゃっていました。(カットによって大きさが違うので、どのカットのゴジラを指して実物大とおっしゃっているのかは不明だったのですが、そこは感覚的なものということで。)

 しかし、この巨大スクリーンで観るゴジラは本当に迫力満点で、これだけ何回も観ているのに初めてゴジラを「怖い」と感じました。特に、大戸島の「呉爾羅」のシーンでは(1回目を除いて)今までは「敷島がここで撃ってたらどうなってたのかな」なんて冷静に観ていたのですが、そもそも「もし撃ってたら」なんて「IF」がないことを実感しました。あんなのが目の前にいたら手が震えて動けなくなるのも当然です。敷さん!今までごめんなさい!

 ということで、観る映画にもよるかもしれませんが、開演前のIMAXの紹介映像だけでも、まるで足元まで世界が広がっているような臨場感と没入感が味わえるので、ここは一度は体験したいスクリーンです。

ちなみに、一番前のシートはこんな感じです。

 この席なら、念願の「ゴジラに踏み潰される」という体験を、疑似体験とは言え、存分に味わうことができます。(確か、1カット、完全に下からのアングルのゴジラがあったような。あのカットはこの席で観たい)

(追記 3月12日)

Dolby Atmos

 アカデミー賞「視覚効果賞」受賞を受けて、IMAX、Dolby Atmos上映が復活。受賞後、12回目となる鑑賞を池袋のグラシネで堪能してきました。アカデミー賞作品として鑑賞する「ゴジラ−1.0」は、また格別。Dolby Atmosでのゴジラの咆哮は、腹に響くような大音響でした。(この映画、冒頭の零戦が後方から飛来するカットで、そのシアターの音響が判断できるようになっています)

 ちなみに、前回の投稿では説明不足だったのですが、グラシネでの飲食は「ポップコーン」だけではなく、指定のお店でのフードも持ち込み可能。この日は夕飯時だったので、しっかりしたパスタを購入。食事やショッピングも含めて、「映画鑑賞」をトータルなエンターテイメントとして楽しめる映画館です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です