• 時に、西暦2024年11月10日。 17:15

模型補完委員会

汎用人型工作兵器ヤツゲリオン工房

1/350 銀座ジオラマ制作過程①

以前の投稿でもご紹介したKinoArtsさんの日劇キットを拡大し、銀座のジオラマにする計画。https://yatsugelion.com/2024/09/29/%e6%97%a5%e5%8a%871-350%e3%82%ad%e3%83%83%e3%83%88%e5%88%b6%e4%bd%9c/

1/220ストラクチャを活用

正確には1/350なのですが、なかなか1/350のキットも存在しないので、ストラクチャーとしてはzゲージ用の1/220のジオラマ用品などを使いながら制作を進めていきます。

手前(右側)のビルが、ロクハンさんが出しているストラクチャです。遠近法も相まって、奥(左)の1/350スケールの日劇と合わせてもそこまで違和感はありません。

人物も、1/220スケールを配置しようと試みるものの・・・Nゲージの1/150だとそこまで難しくはなかった塗装や接着も、なかなか大変・・・いったん後回しにします。人がゴミのよう・・・(実際、ゴミになった人も多数)

やはり、ジオラマにリアリティを与えるのは「なめもの」としての電柱と電線です。ワイヤーだとこまかなたわみが生じて不自然になるので、いつも糸を使います。写真で見ると、やはり重力に反した不自然なたわみも気になりますが、そこは技術的な問題なので、今後は上達とともに改善していくと思われます。(上達速度が老化速度に勝れば、という条件はつくが)

瓦礫の制作

そして、重要な要素でもある「瓦礫」。これも、色々な方法はありますが、いつもモルタルを砕いて使用します。「瓦礫」というキットや付属品を使用することもありますが、目が肥えてくると「ああ、これはあのメーカーの『瓦礫B』ね」などと、キットとして認識されてしまうので、やはりリアルな瓦礫にこだわります。

上記の動画のように、砕いた後にボンドで接着。木工ボンドだとテカりが出てしまうので、いつも「スーパーフィックス」を使用して固着します。なお、粉末の大きさがまちまちなのが重要なところ。大きなガレキを配置した後に、細かな粉をまいていきます。悲しいことに、テレビをつけるとさまざまなガレキを目にするので、われわれの瓦礫のリアリティを見る目も肥えてきていますね・・・。

路面電車の制作

 そして、路面電車。Nゲージサイズだとさすがに大きすぎるので、Zゲージサイズをさがすものの、路面電車は見つからず。
どうせ破壊してしまうのであれば・・・ということでプラ板で自作することにしました。だいたいの大きさに切り出し、表面のディティールはワイヤーや既存のパーツの流用。
塗装は、いったんサフを吹いた後に筆で塗装。最後は、周囲の瓦礫にうまくなじむよう、ウェザリングマスターやウェザリングカラーを使い、汚れた雰囲気にしていきます。

こんな感じです。Nゲージよりかなり小ぶりなのと、プラ板のペラペラな感じが、巨大なゴジラにつぶされた路面電車の雰囲気を演出します。

瓦礫キットのディティールアップ

瓦礫のきっとは基本は使わない・・・という話をしましたが、ビルなどは必要に応じて活用します。ただその場合もちょっとした工夫をするだけでだいぶリアリティを追加できます。
写真は、割れた部分にニッパーで細かい切り込み(傷)を入れることで、コンクリートが破壊された様子を1/300スケールで再現しています。

By yatsugelion-1.0

アニメ作品や特撮作品のジオラマ、ゴジラやガメラなどの怪獣ソフビのリペイントなどをしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です