ムービーモンスターシリーズの「ゴジラ2023」を利用して、「ゴジラ-1.0」の場面を再現してみました。まずは、スピルバーグの「ジョーズ」を彷彿とさせる「新生丸」との攻防のシーン。今作の象徴的な場面でもありますが、頭部と背びれ部分を使い、プラ板をベースに製作。
新生丸は1/150ということで、あくまで「雰囲気」優先で制作。素材は、グリーンマックスの小舟を使用し、木造の小舟の華奢な感じを出しています。
波は、定番の「さざ波」と「大波小波」に加え、高いしぶきを出すために綿を利用しました。しかし、完成したものを見ると、ダイナミックなジオラマに綿は有効かもしれませんが、これくらいのコンパクトなものだと、接写したときに繊維が目立ってしまうので、あまりうまくいきませんでした…。
背景はおそれ多くも、特撮の背景画のレジェンド、島倉二千六氏の空を借用させていただきました!
本編では、作中でも屈指のハラハラするシーンでしたが、模型作品でもゴジラが泳ぐうねりを意識しつつ、背鰭を配置しています。
さて、あまりの下半身はどうするか…
一番くじのヘッドマグネットは大きさが違うし…
・・・これだ!
…と、思いついたのが、ご覧になった方には分かる、あの場面です。
今作の白眉とも言える「海神作戦」です。これも、海の波が印象的な場面となっていますので、プラ板をベースとして、海面表現を作っていきます。
崩壊していく肉体から漏れ出る放射線は、プラ棒を軸としてレジンでうねりをつけて再現。今回は前回の反省をいかし、綿は使わずに「さざ波」「大波小波」のみで波を再現しました。白波は、ファレホで白色の部分を塗装しています。